アブダビのお土産、デーツを食べてみた
「アブダビのお土産、バティールのデーツです。よかったら会社の皆さんで食べてください」
付き合いのある会社の代表の方からお土産をいただいた時に言われた言葉だ。
人間、知らない言葉を当然のように、こうも並べられると取りあえず受け入れてしまう。
よかったら食べてくださいと言われても、良いか悪いかの判断が今の段階では出来かねます。
しかもそんな得体のしれないものを会社の人間まで巻き込んで食べさせるなんて私には出来ません。
ということで会社に持って帰る前に一つ一つ言葉を紐解いていく。
調べるべき言葉は以下の3つ
①アブダビ
②バティール
③デーツ
会社に持ち帰り「アブダビ土産のバティールのデーツです」と言ったら皆に説明を求められること必至です。
ということで調べました。
①アブダビ
学がないものでアブダビと言われてどこか分からなかった。
何となく中東の辺りかなぐらいしか分からなかったので調べました。
アブダビってここです。
アラブ首長国連邦の都市の名前だったんですね。
②バティール
バティールという単語を検索するとホームページが出てきた。
アラビア語なので書いてある言葉は分からないが何となくスイーツのお店の名前だと推測できる。
出張の土産にスイーツ。よくある話だ。何となく全体像が分かってきた。
③デーツ
デーツ。これも聞きなれない名前。
調べてみるとドバイやアブダビではお土産として、とても有名なもののようです。
ハワイでいうマカダミアナッツみたいなものです。
初めて見るデーツ、こんな感じです。
ケーキのような生地にナッツを挟んでまるで小さなホットドッグのような見た目です。
しかしケーキだと思っていた外側のものは生地ではなくデーツ(ナツメヤシの実)です。これがデーツか。
食べてみるとデーツは甘くてねっとりとした食感。
香りはそこまで強くなく、ほのかにパンの様な香りがする。
そこにナッツのサクサクとした食感に香ばしい香り。
ドバイ発祥のお菓子ではありますが、日本人の舌にも受け入れられやすい味だと思います。
結局、最初に言われた
「アブダビのお土産、バティールのデーツです。よかったら会社の皆さんで食べてください」
は翻訳すると
「アラブ首長国連邦の都市アブダビの有名スイーツ店バティールの名物お菓子デーツです。よかったら会社の皆さんで食べてください」ということだ。
更に分かりやすく例えると
「京都のお土産、とらやの栗蒸羊羹です。よかったら会社の皆さんで食べてください」
実に分かりやすい。ここまで言って初めて伝わる。
この一手間を省くとは代表の方も親切じゃないですね。
ちなみにいただいたデーツのお値段も調べてみました。
すいませんね品のない人間で。
995UAEディルハムでした。今の為替で1UAEディルハムが約30円なので…
代表、アブダビ出張お疲れさまでした。お土産美味しくいただきました。ありがとうございました。