分かっていたことだが、31歳のおじさんがDA PUMPのUSAを本気で踊ると体がもたない

妻と婚約して、12月に結婚式を挙げるにあたり、

結婚式の出席者で妻の友人達5人に余興をしていただくことになっています。

余興の内容はDA PUMPのUSA。今年に流行した、余興で盛り上がること間違いなしの曲です。

私の家にその友人達が遊びに来て、「余興やりますね」と言っていただいた時に

私は「では(披露宴会場の写真の送付や当日のタイムテーブルの連絡等)私に出来ることは何でもやりますので、気軽に言ってくださいね」と言いました。

 

すると妻が席を外した時を見計らって私に「新婦にサプライズで新郎さんも踊りませんか?」と言われてしまいました。

 さっき何でもするって言ったよな?まるでそんな威圧の色を瞳にたたえながら私にサプライズ出演の交渉をする新婦友人達。(もちろんそんな悪い方たちではありません。)

何でもすると言った言質を押さえられてしまっているので私にその申し出を断る選択肢は残されていませんでした。

そしてあれよあれよという間に、私の友人まで巻き込み、総勢10人で披露宴当日に余興を行うことになりました。

 

先日、ダンスの練習と当日の演出の確認のためにその10人が集まりました。

新婦友人達がこの日のためにダンススタジオを押さえていてくれました。

集合してそれぞれの挨拶も済んだ頃に、まずは一回、当日踊るUSAの映像を皆で見ましょうということになり

持ち込んだパソコンでYoutubeのUSAのダンス動画を見始めました。

DA PUMP / U.S.A. Dance -Mirror ver.-

 

キレキレのダンス、目まぐるしく変化するフォーメーション、素人目にも分かる膨大な運動量。

新婦友人は全員28歳。新郎友人、最年長33歳を筆頭に平均年齢31.4歳。運動不足を極めし者達。

静まり返ったダンススタジオに生唾を飲み込む音が響きました。

 

しかしこのまま何もしないわけにはいかない。

そこで私達はまず役割の確認から行いました。

その結果、特に「運動不足を極めし者」である新郎友人達はサビからの入場となりました。

役割が明確になった分、新郎友人達に安堵の色が浮かびます。

早速、サビの「C'mon, baby アメリカ」の部分の振り付け(動画1:10~)を練習し始めます。

すると先ほどの安堵はどこへやら、苦戦する人が続出したのです。

新郎友人達は「運動不足を極めし者達」でありながら「リズム感を欠如せし者達」でもありました。

 

ここで新郎友人達の名誉のために言いたいのですが。

ご存知の方は多いと思うが、片足で跳びながら腕と足を同時に出すあの振り付け。意外と難易度が高いのだ。出来る方は試しにやってみてほしい。

腕と足を同時に出す動きが中々できるものじゃない。ちなみに私は出来た。

出来てしまったが故に私だけサビからではなく最初からの参加になってしまった。
もとより私達の式のために友人達が頑張ってくれているのだから、私に出来ることはそれこそ何でもやる。その気概でした。

 

USAイントロ部分のダンス(動画0:15~)を見てほしい。気概だけで出来ないこともある。

しかも当日のみんなの格好はもちろんドレスにスーツ。新婦友人達はヒール。私も8㎝のシークレットシューズを履いている。今のうちに近くの整骨院を予約しておこう。

 

その後、新郎友人達は2時間、私含め新婦友人達は3時間の練習を終えました。

当然、汗で顔はぐちゃぐちゃ、髪はボサボサでした。

その状態で新婦に送る全員分のビデオメッセージを撮ったので、

式当日、メッセージを受け取る妻は「もうちょい良いコンディションの時はなかったのか」と思うでしょう。

 

そのダンススタジオは2階にあり、階段を下りて1階の駐車場に向かうのですが

足が痙攣してしばらく階段を下りれなかったです。足がつりかけている事を新婦友人達にバレたくなかったので、

忘れ物したフリをして強引にその場で解散しました。

その後、ラインで「足は大丈夫でしたか?」と新婦友人全員から別々のタイミングで来ました。
私はまだ返事をすることが出来ていません。

 

ダンス練習の次の日、足と腕の痛みで目が覚めました。

動くたびにギギギと軋むような痛みが2日は取れませんでした。

2日後ぐらいに何故か肩と背中の痛みが遅れてやってきました。

さあ次はどこが痛くなるのか。