税務署よ、いい加減にしてくれ

税金のことで用事があり税務署に行った。

手続きをしてもらっている間、近くの席に座って待っていた。

すると職人の方が近づいてきて、税務署に対するアンケートに協力してくださいとアンケート用紙を手渡してきた。

 

待っている間、特にすることもなかったのでアンケート用紙を埋めていった。

アンケートの内容は職員の応対や説明について5段階で評価するもので

最後の項目に税務署に対する要望や不満を記載するフリースペースが設けられていた。


私はアンケートにおいて、こういうフリースペースは

「書き忘れたんじゃなくて特筆することがない」

という事を伝えるために
「特にありません」

と書くようにしている。

いつものように「特にありません」と書こうとしたときに違和感に気付いた。

 

紐が短い。

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これは実際のアンケートではないが、こんな状態だった。


一体どう書けというのだ。

紐の長さはいっぱいいっぱいで、ピンと張っているので常に上方向に力が働いている状態で書くことを強いられる。

このアンケートを作った人は実際に自分でこのアンケートを書いていないだろうことが予想される。

この税務署への要望の欄は「特にありません」と書こうと思っていたが、

「紐を長くしてください」と書いてやろうかとも思った。

しかし実際に書こうとすると書きにくい事この上なく、ストレスが半端ではなかったので何も書かずに出した。

 

それとも何か?

ボールペンが紐でくくられているから、この範囲しか動かせないという固定観念に囚われず、

例えば紐を外してから書くなどの柔軟な思考が出来るのかを試しているのか?アンケートに見せかけて。

メンインブラックのエージェント試験の時のウィル・スミスじゃないんだから税務署がそんなことを試さないでほしい。

私は納付書が欲しいだけなんだ。

 

それにしてもこのアンケート、うまく作ったものですべての項目を埋めてから最後にこんなトラップがある。

この手のアンケートはすべて「非常に良い」の項目にチェックを入れるのだが、今回もそのようにした。

「非常に良い」と評価さえ貰えば後は知ったことかという態度が透けて見える。

最後の最後で紐が短いという罠。

その罠に気付いた時にはもう遅い。

配布物の内容についての項目は「非常に良い」にチェックされている。

「いかがでしたか?」なんて、よくもいけしゃあしゃあと言えたものだ。

 

あまり言い過ぎて腹いせに税務調査に入られても困る※

なので税務署への要望はただ一つ。

「調査の際はお手柔らかに」これだけだ。


※もちろん腹いせに税務調査なんてことはありません